ダーマペンとは
ダーマペンは、極細の針を使用して皮膚に細かい穴を開けることで、肌の自己修復機能を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの生成を促して肌の再生をする治療です。 新しい組織が生成されることで、肌が若々しく、弾力のある状態になります。
ニキビ跡や毛穴の開きを改善するだけでなく、ハリをアップさせたり、シワを改善するなどのアンチエイジング効果も期待できます。
ダーマペンの効果
● ニキビ・ニキビ跡
● 目立つ毛穴が気になる方
● 小じわ、ちりめんじわの改善
● 肌の質感やトーンの改善
● しわやたるみを軽減
● 色素沈着の改善
● 肌質改善
● 敏感肌や熱に反応しやすい肌の方
ダーマペンの治療について
当院では、最新機種のダーマペン4を導入しています。この機器は、ペンのような形をしており、先端には細かいマイクロニードル(医療用の極細針)が16本ついています。針は髪の毛よりも細く、痛みも少ないです。針の長さは0.15mm~2.0mmまで調整でき、穿刺深度や速度も調整可能です。これにより、治療箇所や肌の状態に合わせた施術ができます。
自身の創傷治癒力による肌再生
ダーマペン4は、極細の針を使って肌の真皮層まで刺激を与え、肌の「創傷治癒力」を活性化させて再生を促します。 肌は刺激を受けると、元通りに治そうとする力を持っています。これが創傷治癒力です。創傷治癒力によって治った肌は、元の肌よりも若く新しい組織で作られます。 ダーマペン4の治療は、肌が持つこの自然治癒力を活かし、肌全体の若返りを促します。コラーゲンが増え、新陳代謝が促進されるため、小ジワやニキビ跡、毛穴の広がりなど肌の悩みが改善され、肌の衰えを防ぐ効果も期待できます。
導入薬剤【PRX-T33 ヴェルベットスキン】
ダーマペン4とマッサージピールを組み合わせて行う、美肌に特化した治療です。
まず、ダーマペン4で皮膚に微細な穴を開けます。次に、マッサージピールの薬剤(PRX-T33)を塗布し肌のツヤ感、弾力、透明感を高めます。この施術により、有効成分を皮膚の深層まで浸透させることができます。
マッサージピールの薬剤には、TCA(トリクロロ酢酸)や過酸化水素などが含まれており、肌にツヤ感をもたらす効果があります。また、コウジ酸は、メラニンの生成を抑える働きがあります。
この施術では、ダーマペンによるターンオーバー促進やコラーゲン生成効果に加えて、毛穴の引き締めや若々しい肌への効果も期待できます。そのため、多くの人に人気の施術となっています。
導入薬剤【ウーバーピール】
ダーマペン専用のピーリング剤「Uber Peel」を使用して行う治療です。マンデル酸を主成分とするこのピーリング剤は、肌のターンオーバーを整える効果があります。さらに、乳酸やコウジ酸も含まれており、炎症性ニキビやニキビ跡の改善にも効果的です。治療後の赤みやダウンタイムも短く済みます。
「ヴェルベットスキン PRX-T33」との違いは、PRX-T33が真皮層に働きかけてコラーゲン生成を促すのに対し、Uber Peelは表皮に作用し、炎症性ニキビや色素沈着の改善に特化しています。Uber Peelは刺激が少ないため、痛みやダウンタイムが少なく、効果的なピーリング方法として注目されています。
導入薬剤【ヒト幹細胞培養上清液】
幹細胞培養上清液とは、人間から抽出された幹細胞を培養する際に使用された培養液から作られる液体のことです。この液体は、遠心分離や滅菌処理などの工程を経て作られ、幹細胞が活性化し増殖する際に放出される様々な液性因子(成長因子、免疫調整因子、エクソゾーム、抗炎症因子、神経再生因子など)が含まれています。高い若返り効果、美肌効果を得ることができます。
導入薬剤【ハイラアクティブ】
ハイラアクティブはダーマペンの会社が製造する薬剤で、ヒアルロン酸や亜鉛、パントテン酸など、基本的な成分が含まれています。これは、針を滑らかに動かすための潤滑剤のようなもので、非常にシンプルな施術です。亜鉛は創傷治癒を促進し、炎症を抑える効果があり、ダーマペンの回復時間を短縮する効果も期待できます。全体的に言えることですが、ニードリングによって肌が微傷を受け、その結果、肌が再生され美肌効果が得られます。
ダーマペンの症例写真
ダーマペンのよくある質問
Q. 痛いですか?
A. 麻酔クリームを使用しますので僅かなお痛みしかありません。ほとんどお痛みを感じない場合がほとんどです。
Q. すぐメイクはできますか?
A. できません。当日はクレンジングや洗顔を行うことができません。
メイクは翌日以降、肌が落ち着いてから可能です。
Q. どのくらいの頻度で施術するのが効果的ですか?
A. 4週間おきに5〜6回ほど施術を受けると効果的です。
Q. ダウンタイムはありますか?
A. 超極細の針とはいえ肌に無数の穴を開けたり、自然治癒の過程で術後はどうしてもダウンタイムが生じてしまいます。主な症状として、赤み・ほてり・かゆみ・皮むけ(皮膚剥離)などが挙げられますが、1週間程度で落ち着きます。
Q. 施術後に気をつけることはありますか?
A. 施術直後は赤み、ほてり、腫れ、圧痛などがある場合がありますが、翌日には落ち着くことがほとんどです。 施術後、数日間は強くこすらないように気をつけて、2週間ほどはマッサージ・エステなどを控えて下さい。 ピーリングやアルコールが入ったスキンケアも敏感になった肌を傷つける可能性があるため、お控えください。
万が一内出血が生じてしまっても、2週間ほどで消えますのでご安心ください。 その場合もコンシーラーなどメイクでカバーできる程度です。 また、日焼けを避けるために、日焼け止めクリームなどで肌を保護してください。
Q. 治療を受けることができないケースはありますか?
A. 以下の症状の方は、ダーマペン4を受けることはできません。
光過敏症・てんかん発作・ケロイド、瘢痕体質・免疫抑制剤使用□傷の治りが悪い方・治療部位の癌・ 治療部位の感染・全身状態が不良・瘢痕化した刺青や色素性疾患・単純ヘルペスⅠ型、Ⅱ型の活動病変・妊娠中・授乳中・アトピー性皮膚炎(軽度も含む)・極度の乾燥肌の方
ダーマペンの施術手順
STEP 1 | ご自身でメイクを落として頂きます |
STEP 2 | 表面麻酔クリームを塗布します |
STEP 3 | ダーマペンによる美容成分の注入を行います |
STEP 4 | 鎮静・保湿を行います |
○ 施術時間約60~80分程度
○ 施術間隔は4週間おきに5〜6回継続していただくことおすすめしています
○ それ以降は目安として半年に1回程度のペースで治療を続けていただくと効果を維持することができます。
ダーマペンのダウンタイム
ダウンタイムは数日から1週間程度です。下記の反応が見られることがあります。
- 施術時の痛みを感じることがあります。
- 施術中・施術後にごく少量出血する可能性があります。
- 赤みやひりひり感が施術後24時間から48時間程度あります。施術の程度によって変わります。
- 腫れやほてりも施術後に生じる場合がございますが、時間とともに落ち着いてきます。冷却することで症状緩和できます。
- 乾燥・皮むけなどは翌日から1週間前後あります。十分保湿してください。
- 乾燥や炎症によりかゆみが生じることがあります。時間の経過とともに落ち着いてきます。
- まれに内出血は翌日から約1週間程度起こる可能性がありますが、お化粧で隠せる程度です。
- 真皮層への施術を行うと、色素沈着になることがあります。強い日焼けは避けてください。
ダーマペンの料金
施術名・薬剤名 | 定価 | 初回限定価格 |
ダーマペン+ハイラアクティブ | ¥28,000 | ¥19,600 |
ヴェルベットスキン | ¥33,000 | ¥23,100 |
ダーマペン+ウーバーピール | ¥33,000 | ¥23,100 |
ダーマペン+ヒト幹細胞上清液 | ¥33,000 | ¥23,100 |
ダーマペンの同意書
治療を行う前に同意書の内容をご確認いただき、ご理解いただけますようお願いいたします。
ダーマペンの施術概要
所要時間 | 麻酔クリーム 約20分+施術 約30分(顔全体)+鎮静保湿 約20分 ※別途、診察やご案内のお時間が必要となります。 |
治療間隔 | 4週間に1回、6回継続(1クール) その後半年に1回 |
痛み | 個人差がありますが、麻酔クリームを使いますのでほとんど感じない程度です |
メイク | 当日のメイク、洗顔はできません |
リスク・副作用 | 超極細の針とはいえ肌に無数の穴を開けたり、自然治癒の過程で術後はどうしてもダウンタイムが生じてしまいます。主な症状として、赤み・ほてり・かゆみ・皮むけ(皮膚剥離)などが挙げられますが、1週間程度で落ち着きます。 |
禁忌事項 | 光過敏症・てんかん発作・ケロイド、瘢痕体質・免疫抑制剤使用□傷の治りが悪い方・治療部位の癌・ 治療部位の感染・全身状態が不良・瘢痕化した刺青や色素性疾患・単純ヘルペスⅠ型、Ⅱ型の活動病変・妊娠中・授乳中・アトピー性皮膚炎(軽度も含む)・極度の乾燥肌の方 |